電子書籍のはじめ方

自分は電子書籍でラノベと漫画を買うことを趣味としています。ということで、最近CMなども目にすることが多くなってきた電子書籍サービスについて書き留めることにしました。
主にこれから電子書籍を使ってみたい人向けになります。
ちなみに自分はBOOK☆WALKERをメインで、サブにKindleを利用しています。

※なお、今回の記事内では有料配信がメインのサービスを扱っております。話数課金制などのマンガ配信サービスなどとは少し異なる場合があります。

電子書籍とは

そもそも電子書籍とは、紙に印刷された本ではなく、PCやスマホなどの画面で読む本・雑誌のことを指し、電子書籍を取り扱うサイトで購入して読むことになります。

一昔前は専用端末などもいろいろ出ていましたが(これとか、これとか)、今では専用端末はKindleぐらいしか見かけません。スマホやタブレットが1人1台となった現在、AndroidやiOSのアプリを提供すれば誰でも読める環境になっているため、専用端末を製造するメリットがあまりないと思います。

ただ、最近e-inkを利用したタブレットが流行っている気がします。Kindle端末などでも利用されているものですが、ペーパーライクで炎天下でも文字が見やすくバックライトが不要なためバッテリー持ちもよく、電子書籍リーダーに向いているタブレットとなっています。

ちなみに自分はほぼスマホで読んでおり、たまに漫画やラノベの挿絵をiPadやPCの大画面で堪能しています。

電子書籍の利点

物理的なスペースを取らない

電子書籍の利点としてまず挙げられるのが、本が物理的なスペースを取らないことです。漫画にしろ小説にしろ本棚などに収納する必要がありますが、空間は有限でありスペースが足らなくなってきます。 特に一人暮らしの場合はワンルームなどの場合も多く、本棚を容易に増やすことができません。

その点電子書籍は、小説なら数MB~数十MB、漫画はページ数などにもよりますが50MB前後~100MB前後のスマホ容量を使うぐらいです。なお、漫画雑誌は結構容量があり、百合姫2020年1月号が約200MB、電撃大王9月号が約260MBありました。雑誌などをモバイル回線でダウンロードしたりするとギガが減るので注意が必要です。

セールなどで安く買える

電子書籍を扱っているサイトではよくキャンペーンなどで安くなっていたり、1巻無料の作品なども多く見られます。書籍や雑誌は再販制度によって、出版社が決めた定価で販売できる制度になっています。これによって全国どの書店でも本は同じ値段で買えることになっていますが、電子書籍はこの再販制度に該当していないため、各電子書籍を扱う事業者によって値段を変えることができます。

例えばこういったキャンペーンのような割引ができたりと、紙の本よりも安く買うことができます。積極的に活用していきたいですね。

本の管理が楽

たくさん本を買っていると、買ってきた巻が被っていたり抜けていたりすることがたまにあります。電子書籍はそもそも1つのアカウントで同じ本を複数買うことができません(たぶん)。また買った本はひと目で分かるようなデザインとなっているため(サイトによるかも)、飛ばして買う可能性もなくなります。

また、買った本の新刊があるとお知らせをしてくれたり、サービスによっては自動購入の設定もあるため、知らない間に読んでない巻が数冊あるような状況にもなりにくいです。

シリーズの表紙を並べると所有欲が満たせる(かなりの個人差あり)

よく紙の書籍は所有欲が満たせるといったメリットが挙げられます(言い換えると電子書籍だと所有欲が満たせない)。これは個人差にもよりますが、僕はこういった本棚機能で所有欲が満たされています。

自分が利用しているBOOK☆WALKERでは、きせかえ本棚が配布されているシリーズもありいい感じにディスプレイできます。きせかえのスキンがなくとも、ラノベや漫画は表紙を並べてディスプレイするだけでずっと眺めていられます。この並べ方は現実の本棚ではなかなかできません。

発売日に手に入る

関東ではフラゲなどがあるのでそうとは限りませんが、地方に住んでいる人にとってはかなり重要な点になります。高校生までは鹿児島の離島に住んでいたので新刊が買えるのは早くても発売日から3日後です。また、近くに大きな書店があるわけでもなく、公共交通機関も十分ではなかったため実際に新刊を買えるのに数週間かかる場合もあります。大学生になり熊本に引っ越した今でも新刊は2~3日遅れてしまいます。

その点電子書籍は発売日の0時から購入が可能になるため、どこに住んでいても発売日に読めます。なお、レーベルによっては電子書籍の発売日が遅い場合もあるので全ての本に当てはまるわけではありませんが、現在はほとんどのマンガ、ラノベは紙書籍と同時に発売になっています(2年ぐらい前まではガガガ文庫が1週間ほど遅れての配信でしたが、現在は同時になりました。)。

好きなシリーズを発売日0時に読めるのは電子書籍ならではですし、これは地方在住の人にとってはかなりの利点になると思います。

電子書籍のデメリット

中古で売れないと言われていますが……

電子書籍のデメリットですが、”中古で売れない”という点を挙げてる比較サイトを見かけます。ここでマンガの買取価格を確認してみます。最新コミックで大体半分の値段ぐらいでしょうか。もちろん発売日から日が経つごとに買取価格は低くなっていくのがほとんどです。自分は本を売ったことがないので分かりませんが、本を売る理由は引っ越しや本棚から溢れてというのが大半なのではないでしょうか。もしかしたら新刊を読んですぐ売って手元に残さない人もいるかもしれませんが……。

新刊を売る機会はあんまりないと思うので、結局買い取ってもらう頃には1冊数十円からよくて数百円になると思われます。そもそも電子書籍は引っ越しの際も邪魔になりませんし、本棚も圧迫しません。割引などもあるのでトータル的には本を買って売った収支とあまり変わらない値段で本を手元に残すことができるのではないでしょうか。

つまり”中古で売れない”はトータル的に考えると電子書籍のデメリットになりえないと思っています。まあキャンペーンなどを利用して本をそこそこ買うことが条件になりますが。

味気なさ

これは個人差もあると思いますが、やはり紙をめくって本を読む行為が好きという人や、残りのページを見て名残り惜しくなるといったことが紙の本では起きます。これは電子書籍で再現することが難しいです。

また一部のマンガではページが透けるのを悪用利用して特殊な表現をする場合もありますが、それも電子書籍では現状難しいです(やろうと思えばできそうではある)。

今後は紙の本と同じ読書体験を追求するのではなく、電子書籍ならではの読書体験が提供できるような仕組みができればいいですね。

本の貸し借りについて

中高生の頃はよくラノベを朝読書用に人に貸していましたが、電子書籍では難しいです。これは著作権を守るためのDRM保護がかかっており仕方ありません。むしろしっかり著作権保護されていることに喜ぶべきです。まあたまにフリマアプリでスクショが販売されているということを耳にするので、その辺の対策も今後はされていくのでしょうか。

ただ、SNS上でマンガの一コマがユーザーから共有されバズって宣伝になるといった側面もあるので、ここの線引は正直かなり難しいと思います。

電子書籍サービスについて

現在様々な電子書籍サービスが提供されています。以下はそこそこ有名なものの一例です

他にも、GooglePlayやAppStoreの各サービスから買えるものや、紀伊国屋のKinoppyなど様々なサービスがあります。

ちなみに、ここで電子書籍のサービス認知度などが確認できますが、回答者の客層が不明なことからあまり当てにできない結果だと思っています。各サービスの売上や利益が分かればいいのですが……。
調べて数字が確認できたところが、BOOK☆WALKERhontoBookLive!ebookjapanなどですかね。honto……?

BOOK☆WALKERはKADOKAWA作品を中心に他のサービスへの電子書籍取次事業も行っているのでかなり強いですね。

電子書籍サービスの選び方

様々なサービスがあることを紹介しましたが、自分が思うサービスの選び方を綴ります。

サービス展開

LINEノベルというサービスをご存知でしょうか。昨年の春にLINEが突如出版業界に参入し、ラノベの編集者としては一番有名な元電撃文庫編集長の三木さんなども関わっており、発表された当時は驚きました。次々とラノベレーベルが撤退していくなか、まさか新たなレーベルがLINEから生まれるなんて思いもしませんでした。LINEノベルは新しい小説プラットフォームを謳っており、近年のマンガアプリのように話数課金制で小説を読むことができました。しかし結果はこれの通り、1年でまさかのサービス終了。かなりの豪華な作家を引っ提げてきてこの結果でした。サービス終了後は、このプラットフォームで購入した小説は読むことができません。

少し話がそれましたが、何が言いたいかというと、電子書籍にはサービスが終了すると購入した書籍であっても読めなくなってしまう可能性があります。今後もサービス終了しなさそうなサービスを選ぶのは一番重要かもしれません。大手出版系会社の運営で利益がある程度出ていれば、ちょっとは安心できそうですね。

サイトやアプリの見やすさ

『買いたい本なんて決まってるんだから検索すればいい』そう考える方もいるとは思いますが、やはり本屋のように本棚を眺めて気になったものを手に取ってそのまま買うという一連の流れが再現できるかどうかは重要だと自分は思います。サイトにおける表紙のディスプレイの仕方や、お客に与える情報量などはサイトによって様々です。とりあえずサービス展開的に安心できるサービスのサイトを開いていくらかサイトを巡ってみるのもいいと思います。

また、提供されているアプリの使いやすさも確認しておいたほうがいいでしょう。本が増えれば増えるほど探し出したり、管理するのが大変になってきます。また、基本的に本棚は表紙をディスプレイするのが多いですが、ebookjapanは背表紙ディスプレイできるみたいなので、こういう機能で選んでもいいと思います。 (これになりたい)

取り扱っている本

電子書籍サービスの比較サイトでよく取り扱い書籍が多いのでいい!というのをよく見かけますが、大手のサービスであれば普通の書店で売っているマンガや小説は取り扱っているので、購入メインがマンガや小説の場合は正直気にしなくていいと思います。雑誌、写真集、新書、技術書などは取り扱っていない場合もあるので、そういった本も電子書籍で買う予定がある場合は事前に取り扱いがあるか、出版社などで絞り込みをして確認してみるといいと思います。

ただ、今購入予定がなくても今後買う可能性もあるので取り扱い冊数が大いに越したことはありません。その辺も考慮して選ぶか、少々めんどくさいですが2つのサービスを本の種別で分けるという方法もあります。これは後ほど触れます。

お得さ

電子書籍のメリットとして紙の本よりも安く購入できる点がありますが、各サービスによってその度合やポイントシステムなどが異なります。ここでは自分が利用しているBOOK☆WALKERを例にとって軽く紹介してみます。

電子書籍のお得さは主に大きく分けてキャンペーンでの割引やポイントバックと、通常時のポイントバックの2つがあると思っています。

気をつけてほしいこと

○○冊無料!的な宣伝をよく見かけますが、基本的にこういった無料本は半数以上が分冊のエロ漫画序盤数巻と、各サービス共通で無料の主要出版社の人気タイトル1巻や序盤の巻になっています。多くの人が読むようなマンガなどの無料本はほぼどのサービスでも扱っているので(そもそも期間限定無料が多い)、無料で読める本が多いってだけで選ばないほうがいいです。

五等分の花嫁を見てみると、Kindle楽天KoboBookLive!BOOK☆WALKERなど共通して無料で1巻が購入できます。そういうことです。

番外編[読み放題サービス]

最近は動画や音楽のサブスクリプションが人気ですが、当然電子書籍も昔から雑誌の読み放題などがありました。雑誌読み放題ではdマガジンが人気らしいです。主要なサービスで読み放題などのサブスクリプションを行っているものはだいたいこんな感じです。

アフィリエイト制度

Amazonなどにアフィリエイト制度がありますが、BookLiveebookjapanなども広告によるアフィリエイト制度があります。しかしこういったアフィリエイト制度は自分のWebサイトに埋め込む必要があり、誰もができるわけではありません。

ここでもBOOK☆WALKERになりますが、サイトに広告を掲載するのとはべつに、こういったプログラムも用意されています。SNSにリンクを投稿し、投稿されたURLをクリックした人が本を購入すると3%分BOOK☆WALKERのコインが貰えます。
ちなみにこれは自分の7月分のアフィリエイトコインです。

affiliate

自分はキャンペーンがある度にそのキャンペーンページのURLをTwitterに流しています。7月は芳文社70周年キャンペーンがあったのでそれのおかげだと思われます。その前に貰ったアフィリエイトコインは4月に232コインです。そこまで沢山もらえるわけではありませんが、キャンペーン時の本1冊分位もらえる可能性はあります。特に難しい手続きもないので積極的に活用していきましょう。

ちなみにアフィリエイトのURLは読了のツイートや共有ツイートにも自動的に付与されているので、予約が始まった時、発売された時、読了時にTwitterに流すといいと思います。あと読了時には感想などもつけて投稿するとエゴサする作者に感想を届けることができるので、作品の今後のためにも短くてもいいのでコメントや感想をつけることを心掛けています。

こんなかんじ

推しサービス

ここまで読めば分かると思いますが、自分はBOOK☆WALKERをめちゃくちゃ推しています。技術書などはあまり取り扱っていないので、Kindleと併用すると大体の本は網羅できると思います。Kindleは技術書などのセールを定期的にやっているので、マンガや小説はBOOK☆WALKERで、技術書や新書などはKindleでといった感じで自分は分けています。小説やマンガの中に技術書が紛れるのが嫌だというのもありますが。

また、10月にはニコニコカドカワ祭り、12月はBOOK☆WALKERサービス開始10周年(サービス開始日)らしいのでなにか大きなイベントがあるかもしれません(あくまで予想です。保証はしません)。あと去年はBOOK☆WALKERとニコニコ書籍の結婚(アプリ統合)のキャンペーンがあって笑った記憶があります。結婚2周年キャンペーンもしてくれるのかが密かな楽しみです。

これまで電子書籍はKindleとBOOK☆WALKERのサイトしか利用したことがなかったのですが、今回の記事を書くに当たりいつくつかのサイトを巡ってみたのですが、BOOK☆WALKERの本の探しやすさ、サイトの見やすさを改めて実感しました。もちろん慣れなどもあるとは思いますが、新刊や配信予定の本が分かりやすく、また詳細ページに飛ばずともカートに突っ込んだり予約やチェックリストに入れたりと、小さなことですが手間がかかりません。いつも同じレーベルの新刊を数冊予約するのが当たり前なので、わざわざ詳細ページに飛んで予約ボタンを押さずとも配信予定一覧からポチポチで済むのは最高です。

あとBOOK☆WALKERの豆知識的なあれですが、BLに極度の抵抗がない方は一度でいいのでBLコーナーにアクセスしてみて下さい(アクセスするにはセーフサーチの解除が必要になります)。マンガやラノベコーナーとはデザインが異なっており、カテゴリ分けの細かさやカレンダーがあったりとかなり凝った作りになっています。ラノベもカテゴリ分けやりませんか?

ついでに、BOOK☆WALKERはコインが買えるのですが10000コイン買うとおまけで300コインついてきます。ちなみにニコニコカドカワ祭りのときは1000コインついてきました。たかが300コインと思いますが、KADOKAWA系列の本であれば50%OFF&50%コイン還元で実質1冊200円切ります。300コインのおまけで1冊買ってもお釣りが来るのでかなりの価値があります。と言いながら自分はあんまり買ってないのですが。毎月1万円は使ってるので買っても全然いいのですが、いつも忘れます。

最後に

主に電子書籍サービスをこれから利用しようと考えてる人向けに、自分が5年ほど電子書籍を利用してきて思ったことを書きました。
各サービスにて誤った情報などがございましたら指摘等お願いします。
他にも「このサービスのこれがいい!」的なのがあれば教えてくださると嬉しいです 。

出版業界全体は縮小していますが、電子書籍は今後も伸びていけると思っているので今後の動きにも注目したいです。

追記

ただ、BOOK☆WALKERにも改善や気をつけて欲しいことはあります。 例えばアプリ内のストアはポイントバクやキャンペーンの対象にならないのですが、結構ここから買っている人も多いのではないでしょうか。

おそらくAppStoreではこういった動きがあるみたいなのでアプリ内課金の機能が必要なのかもしれませんが。
いくら電子書籍がお得とはいえアプリ内で買っちゃうと意味がないので気をつけましょう。

2020/8/24 18:04
デメリットの中古で売れない部分の表記を変更しました。デメリットではないと思っているので。
本の貸し借りについて追記しました。